
白いズボンに金ボタンが輝く赤い上着、左腰にはサーベルを下げ右腰には弾薬筒。そんな、絵本の世界から飛び出してきたような装いの兵士たちが隊を組んで行進する姿が、レッチェンタール (レッチェン谷)の村々で見られます。カトリックの行事である “聖体の祝日/聖体祭(フローンライヒナーム) Fronleichnam/Corpus Christi”※におこなわれる神聖な儀式のひとつ、聖体行列です。“ヘルゴットグレディナーレHergottsgrenadiere”とは“神の歩兵”という意味。古くからスイス人は傭兵として各国で活躍してきましたが、とくに多くのレッチェン谷出身の兵士がローマ(バチカン市国)の警備にあたってきたので、その華麗なユニフォームが着用されます。午前中はミサなどの宗教儀式で、午後からは、楽隊を連れて、村の旗(谷の旗)を手に、フェルデンFelden、キッペルKippel、ヴィラーWiler、ブラッテンBlattenといった谷の村々をパレード。聖体の祝日/聖体祭の木曜日のほか、その後の日曜日Segensonntagにも行進がおこなわれます。
※復活祭から60日後の木曜日
※復活祭から60日後の木曜日
