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  ファスナハト(カーニバル/謝肉祭) Fasnacht/Carnaval/Carnevale

ラテン語のカルネムCarnem(肉)+レヴァーレlevare(軽くする/控える)が語源といわれるカーニバルCarnival。ヨーロッパ各地でおこなわれていますが、もともとはキリスト教のイースター*関連のお祭りで、四旬節*の間、キリスト教徒が断食をしたり肉食を控えたりすることから、その苦行の前に食べて騒ごうというもの。通常は、四旬節*が始まる灰の水曜日の前の木曜日から前日の火曜日までが、カーニバルの期間とされていますが、地元の祭りや風習と結びついて発展したスイスのカーニバルでは灰の水曜日の前後から始まるところもあります。
 
イースター(復活祭):キリストの復活を記念して、甦りの象徴の卵に飾りつけをして祝う日。「春分の後の最初の満月の次の日曜日」と定められたため、毎年日にちが変動します。2009年は4月12日です。
レント(四旬節):イースター前の46日間は、キリストの受難を思いながら、肉や卵、乳製品、油などを断って、祈りを捧げる時期とされています。「灰の水曜日」はレントが始まる日で、2009年は2月25日になります。

スイスでは、ドイツ語圏を中心にFasching, Fastnacht, Fasnet, Fasentなどさまざまな呼び方がありますが、スイスのドイツ語圏ではファスナハトFasnacht、フランス語でカルナヴァルCarnaval、イタリア語でカルネヴァーレCarnevaleと呼ばれています。現在は多くの場所で宗教色は薄くなり、その土地に伝わる風習や祭りなどと混ざって、特徴のあるユニークなお祭りになっています。レッチェンタールの「チェゲッテ」のように少し怖い風貌の仮面をつける場合は、お面を被って悪霊を追い払う悪霊払いをルーツにもつものや、待ち遠しい春の到来を願って、大きな音を立てて冬の悪魔を追い払う風習も多かったので、太鼓や笛など、めちゃくちゃなリズムで大きな音をならしてパレードする音楽“グッゲンムジークGuggenmusik/ Guggenmusigg”または“グッゲGugge”が、スイスのカーニバルの定番です。

この時期、スイス各地でカーニバルとあわせた祭りが開催されています。とくにバーゼル、ルツェルン、ベルンのカーニバルは有名です。イタリア語圏のティチーノ州ではリゾットなどを大鍋でつくって楽しむ独特のスタイルで開催されています。
■スイスの主なカーニバル(※イベント名をクリックすると詳細ページにリンクします)
イベント・祭 開催地   開催日(2009年)  
チェゲッテ Tschäggätä/Roitschäggäta ロイチェゲッタ   2/19  
ラバダン Rabadan ベリンツォーナ   2/19 ~ 2/24  
ルツェルン・ファスナハト Luzerner Fasnacht
ルツェルン   2/19 ~ 2/24  
リゾッタータ Canevale con Risotto ルガーノ   2/24  
リゾッタータ Canevale con Risotto アスコーナ   2/24  
ベルン・ファスナハト Berner Fasnacht ベルン   2/26 ~ 2/28  
バーゼル・ファスナハト Basler Fasnacht バーゼル   3/2 ~ 3/4