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~ユングフラウ鉄道全線開通100周年記念~

ユングフラウ地方の花々を訪ねて

標高約800mの野原から雪線を越える約4000mの岩地まで、600種類以上の花々が咲くスイスアルプス。とくに初夏から秋にかけて色とりどりの花々であふれるユングフラウ地方は、スイス屈指のフラワースポットとして知られています。

旅行者たちを感動させる雄大な風景を生み出す、険しい岩壁、美しい水が流れる沢や滝、氷河や名峰、森林やアルプ(山の牧草地)などは数多くの種類の花々が咲く生育環境になります。ユングフラウ地方は、アルプスの各地で良く見られる代表的な種類の花々と希少な種類の花々が同時に咲くという珍しい特徴があり、古くから多くの植物学者たちが注目してきた地域でもあります。

花の種類や咲く場所の環境、標高によって開花期は異なりますが、山を覆っていた雪が解けると同時に多くの花々が咲き始めます。花々を楽しむならハイキングがおすすめ。山上へ結ぶ登山鉄道やロープウェイを組み合わせながら沿線を歩いてみましょう。

ユングフラウ鉄道 Jungfraubahn(JB)
区間: クライネ・シャイデック=アイガーグレッチャー
アイガー山中を貫くトンネルでヨーロッパ最高地点の駅ユングフラウヨッホ駅まで結ぶので、花が楽しめるのは、クライネ・シャイデックからアイガーグレッチャー駅までの区間。6月中旬から8月上旬まで色とりどりの高山植物の花々が咲いています。

ヴェンゲルンアルプ鉄道 Wengernalpbahn (WAB)
区間: ラウターブルンネン=クライネ・シャイデック
ユングフラウ鉄道の起点となるクライネ・シャイデックまで結ぶ登山鉄道。ラウターブルンネンからの路線は、ヴェングヴァント、ヴェンゲン、アルメントまでは5月中旬から6月中旬、ヴェンゲルンアルプ、クライネ・シャイデック周辺は6月中旬から7月下旬が見頃です。

区間: グリンデルワルト=クライネ・シャイデック
グリンデルワルトからの路線は、麓のグルントからブランデックまでリンゴの花も咲く4月下旬から6月上旬、さらに上のアルピグレンまでは6月中旬から7月中旬頃に野の花が咲き誇り、アルピグレンからクライネ・シャイデック周辺では、7月上旬から8月上旬にアルペンローゼの花々が咲いていきます。

シーニゲプラッテ鉄道 Schynige Platte Bahn(SPB)
区間: ヴィルダースヴィル=シーニゲプラッテ
アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山を正面に望むシーニゲプラッテへと結ぶ登山鉄道。沿線は標高に応じて異なる花が咲いていきますが、とくに中間駅のブライトラウエネン駅周辺は5月中旬から7月下旬まで、さまざまな野花が咲き誇るお花畑です。森林限界をこえた山頂には「シーニゲプラッテ高山植物園」があります。

フィルストバーン Firstbahn (FB)
区間: グリンデルワルト=フィルスト
気軽にアルプスの雄大な風景を満喫できるフィルストへ結ぶロープウェイ。5月中旬~6月上旬、途中駅のボルト周辺に黄色の花絨毯が広がります。6月上旬からは山頂駅のフィルストから美しい山上湖バッハアルプゼーやヴァルトシュピッツへのハイキングコースがおすすめ。数多くの高山植物が咲いています。

ミューレンバーン Murrenbahn (BLM)
区間: ラウターブルンネン=ミューレン
2006年末に新設された最新の大型ロープウェイで、ラウターブルンネンからグリュッチアルプまで。1891年に開業した歴史を感じさせるレトロでかわいい登山鉄道でグリュッチアルプからミューレンまで結びます。ミューレン周辺には多彩な花々が楽しめる人気ハイキングコースがそろっています。